社会




中学入試の社会

非常に大雑把な分析ですが、中学受験における分野別の出題は、地理分野3割・歴史分野4割・公民その他3割という割合です。近年の傾向としては、歴史分野での外交史、公民分野での時事的な話題を題材にした出題が増えているように思います。

中学受験をしていくお子様は、これらの内容を主に5年・6年の2年間で学習しなくてはなりません。試みに最も著名な受験用参考書『予習シリーズ』(四谷大塚)を紐解いてみますと、4年生で地理分野、5年生の前半(2〜7月)でも地理分野、5年生の後半(9〜1月)で歴史分野、6年生の前半(2〜7月)で公民分野を学習します。

つまり学年ごとの学習方針を位置づけると、4年生でしっかりとした学習習慣や社会の基礎知識を身につけておき、5年生からの本格的な受験勉強に臨む必要があります。

これを言い換えれば、多くの私立中学校で4教科受験の流れが顕著になっている近年、遅くとも5年生の初めから受験勉強を始めなければ合格は望めないということです。